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アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法について
舌下免疫療法とは、 アレルギー症状の原因物質(アレルゲン)であるスギやダニを含んだお薬を少量ずつ服用することで、 体をアレルゲンに慣らしていき、アレルギー症状の緩和や改善をはかる方法です。
治療薬を舌の下に置き、お薬ごとに決められた時間保持した後、飲み込みます。 現在、スギ花粉症とダニアレルギーを根本から治療できる唯一の方法とされています。
こんな方におすすめです
- 毎年、スギ花粉症がつらい方
- 根本的にスギ花粉症やダニアレルギーを治したい方
- お薬をやめたい方
- スギ花粉症のせいで勉強やスポーツ、仕事に集中できない方
- お薬の量を減らしたい方
- お薬を飲むと眠くなる方
- など
このような方に舌下免疫療法はおすすめです。 興味がございましたら、お気軽に兵庫県姫路市のさわだ内科・呼吸器クリニックへご連絡ください。
治療の対象となる方
- 5年以内の血液検査でスギ花粉症と診断された方
- 5年以内の血液検査でダニアレルギーと診断された方
- 治療で使用するお薬を、舌の下で1分間保持することができる方
次の方は治療を受けることができません
- 5歳未満の小さなお子様
- 65歳以上の方
- 近い将来、妊娠を希望されている方
- 妊娠中・授乳中の方
- ステロイド剤を内服していたり、注射による投与を受けていたりする方
- 重度の気管支喘息がある方
- がんや免疫疾患がある方
舌下免疫療法の流れ
1.スギ花粉症・ダニアレルギーの確定診断
スギ花粉症・ダニアレルギーの確定診断を受けている方が対象となります。
2.スギ花粉症の方は6~11月からスタート
ダニアレルギーの方はいつでも治療が開始できますが、スギ花粉症の方はスギ花粉が飛散している時期を除く6~11月からスタートします。
3.初回投与
初回のみクリニック内で服用していただき、投与後30分、何も異常は起こらないか副作用を確認します。
4.自宅で服用
2回目からは自宅で服用していただきます。
5.3~5年間、治療を継続
舌下免疫療法は3~5年間、治療を継続することが推奨されています。
※この間、定期的に受診していただきます。
舌下免疫療法の注意点
治療期間は3~5年間
舌下免疫療法は3~5年間、治療を継続することが推奨されています。 根気のいる治療にとなりますが、基本的に毎日お薬を服用するのと、定期受診だけで、それほど手間がかかる治療ではないと言えます。
副作用
主な副作用として、口の中の腫れ、喉のかゆみ、耳のかゆみ、頭痛などの症状が現れる場合があります。 また重篤な副作用としてショック症状やアナフィラキシーが起こる可能性もゼロではありません。
長年花粉症で悩む院長もおすすめ!
スギ花粉症が治るかもしれません
私自身、長年花粉症に悩まされています。 そんな私から見て、舌下免疫療法はとてもおすすめの治療です。 舌下免疫療法の最大のメリットは、対症療法ではなく、根本治療であること。 治療を受けられた方の8割が症状改善、1割がスギ花粉症が治ると言われています。 もしスギ花粉症を治すことができれば、その後の人生に大きな利益をもたらすことになります。
また花粉症があると、それが食物アレルギーを引き起こし、さらに喘息に繋がるなど、“アレルギーマーチ”と呼ばれる状態を引き起こすことがあります。 舌下免疫療法で花粉症が抑えられれば、将来的に喘息になるリスクも低減させられるかもしれません。
特に中学生・高校生など若い方におすすめ
舌下免疫療法を、特に中学生や高校生などの若い世代の方におすすめしています。 花粉症のために勉強に集中できない、部活が頑張れない、それが改善できるならこんなに素晴らしいことはありません。
3~5年間という治療期間の長さはネックではありますが、それを上回るメリットがあります。 また副作用も少なく、毎日、お口の中にお薬を入れるだけなので、そんなに手間もかかりません。 やる価値は十分にある治療、私自身の経験から強くそう思います。